東京ひざ関節症クリニックでは変形性膝関節症の再生医療を中心に、

一般の整形外科では見かけない治療法を扱っています。

そのため、治療法についてのご質問もよくいただきます。

今回は、変形性膝関節症の治療法のひとつ、ご自身の血液を活用する

PRP-FD注射

について、よくあるご質問をとりあげてご紹介します。

初めての再生治療だとご不安も多くあるかと思います?

少しでもご来院前のお悩みが解消できるといいです???

【Q１】PRPとPRP-FDは何が違うのですか？

【A】加工方法に違いがあります。

PRPは、自身の血液に含まれる血小板を濃縮した、多血小板血漿（たけっしょうばんけっしょう）と呼ばれるものです。

PRP-FDは、これを高濃度に加工したものになります。

この加工によって、細胞分裂を促し、組織の修復に働く成長因子がさらにギューっと濃縮されるのです。

またPRP-FDはフリーズドライ化しているので、長期間の保管もできます。

つまり、治療後にお膝の様子を見ながら、再注入することもできるというわけです。

【Q２】PRP-FDはどれくらい保存できますか？

【A】さきほど申し上げました通り、フリーズドライ加工を施してあるので、半年間の保存が可能です。

【Q３】PRP-FD注射の効果は、どれくらい持続性がありますか？

【A】1回で満足される方もいらっしゃいますし、数回注射される方もいらっしゃいます。

これは個人差によるもので、変形性膝関節症の進行具合やお膝の変形の程度によって違ってきます。

PRP-FD注射の適応については、治療前に医師がしっかり診断しますので、お気軽にご相談ください。

【Q４】PRP-FDはどのように組織を再生・修復するのですか？

【A】通常、けがをすると自己治癒力で元の状態に戻そうと、組織の修復が始まります。

ただ、自然の治癒力では限界があります。それに、時間が経つと、その作用も落ち着いてしまいます。

PRP-FD注射することで、落ち着いた組織修復のスイッチが再度オンになるとお考えください。

濃縮された成長因子の作用で、炎症を抑えたり、細胞分裂を活発化したり、修復に必要な細胞を呼び寄せたり、

様々な働きが膝関節の中で一気に起こります。

これにより、けがからの回復が早まったり、古傷が良くなったりといった効果が期待できるのです。

【Q５】PRP-FD注射での膝の治療は、診察当日にできますか？

【A】PRP-FDの加工は、細胞加工を専門とする再生医療センターに委託しています。

そのため、診察当日は採血はできますが、治療までは行えません。

注入は最短で、採血から3週間後に可能となります。

変形性膝関節症にお悩みなら、お気軽にご相談を

いかがでしたか？

PRP-FD注射についての疑問、少しでも解消されたでしょうか？

まだまだ聞きたいことがあるという方は、当院の整形外科医が無料でご質問にお答えする

ドクターメール相談も行っております。

少しでも皆様のお力になれればと思います！