
きっかけのない膝の激痛②

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きっかけのない膝の激痛②
2022年3月21日(月)
東京ひざ関節症クリニック 新宿院
院長の 長谷川です
第 28 回目の投稿となります
今日は
きっかけのない膝の激痛②
について考えていきたいと思います
前回の続き
3名のうち誰を入院させたか
①80代の男性
②60代の女性
③40代の男性
答えは 80代の男性 を入院させました。
理由はシンプルです
高齢者の方がリスク高いですもんね。。。
60代と40代の方には
病床がひっ迫しており入院することはできない旨を伝えました。
培養結果が出たらすぐにこちらから連絡すること、症状悪化があればすぐ病院に連絡するように伝え帰宅していただきました。
さすがに感染症を否定できない80代を帰すわけにはいきませんでした。。
入院していただき、
感染症の可能性が否定できないとして 点滴による抗生剤加療をスタートしました。
翌日 血液培養・関節液培養の結果
すべての培養で菌が検出されたため、同日緊急手術を施行しました。(上司も戻っていたため)
関節内の感染症は、どれだけ抗生剤を点滴しても治癒しません。
外科的な処置が必要となり
実際に膿や汚染された組織を取り除き、大量の生理食塩水で何度も何度も洗います。(もちろん手術室で)
そして 手術が終わったころ
② 60代の女性 の
培養結果が出ました。
すべての培養検査で菌が検出された と報告が来ました。
急いで電話をし、受診するように指示し、検査結果を伝えました。
緊急入院、同日手術となりました。80代の男性と同じ手術をしました。
苦い経験です。
幸い2名とも後遺症など残ることなく、無事に退院されました。
関節内の感染症は、稀な病気ではありますが、経過観察で治ることはまずないですし、
初手を間違えると命にかかわる重大な疾患です。
関節内は血流が乏しいこともあって治癒するには時間がかかります。
なので手術をしても抗生剤治療はその後1週間以上続けることも多く、入院も長くなります。
今回は
たまたま同日に同様の症状で3人もの方が救急外来受診された経験したので、解説させていただきました。
当院は
再生医療を専門としているので
感染症や偽痛風といった疾患は治療の対象外となります。
発熱・膝痛といった場合は近くの整形外科にすみやかに受診されることを進めます。
ちなみに
③40代の男性 は
5日待っても培養で菌が検出されず、1週間程度で症状は劇的に改善したので
結果的に偽痛風としました(年齢的には痛風のほうが怪しいですが)
受診の際はスタッフ一同お待ちしております
院長 長谷川
整形外科・再生医療
東京ひざ関節症クリニック 新宿院
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