新宿院スタッフ

一筋縄ではいかない 変形性膝関節症の治療

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変形性膝関節症

一筋縄ではいかない 変形性膝関節症の治療

2021年8月9日(月)

東京ひざ関節症クリニック 新宿院
院長の 長谷川です

第7回目の投稿となります

今日は

 変形性膝関節症の治療

について考えていきたいと思います

治療と一言に言ってもたくさんあります

思いつく限り
ざっと以下のものになるでしょうか

①体重コントロール
②関節可動域の維持
③筋力強化、筋量の維持
④骨量の維持
⑤食事療法
⑥運動療法
⑦装具療法
⑧薬物療法
⑨再生医療
⑩手術療法

色々ありますね

ここでいきなりですが

治療

とは何でしょうか

変形性膝関節症の

もっとも多い訴えは

痛み

です

痛みに対して

どう治療するかという話です

 

変形性膝関節症は

前回お伝えしましたが

軟骨の変性を基盤とした

進行性の病気です

もちろん

その進行速度は

比較的緩やかです

比較的緩やかですが

確実に進行していく

不可逆的な病気です

ここがこの病気の特徴です

ここが非常に厄介な点です

なぜ厄介か

説明していきたいと思います

例えば

整形外科疾患に関して

誰もが知っている疾患として

骨折

が挙げられます

骨折のイメージはどんなものでしょうか

ちょっと想像してみてください

どんな訴えが多いと思いますか?

 

痛そう

 

 

圧倒的に

痛そう ですよね

もちろん

変形してます

とか

動かしづらい

とか

感覚がおかしい

など様々な症状はありますが、

患者様の骨折部位に触れると

みなさま

痛い!!!

が圧倒的に多いです

圧倒的に痛そうですよね

僕も骨折したことありますが

とにかくまず痛かったです

骨折した時の

訴えで1番多いのは

やっぱり

痛み

ですよね

 

骨折は

激痛が伴うし

きっかけがはっきりしてます

患者様もすぐに病院にきてくれます

病院で

検査してもらうと

骨折と診断がつきます

 

では

治療として

何をするでしょうか

一番の訴えは

痛い

ですから

痛みを取り除くこと

でしょうか

ちょっと違うと思います

 

骨折を治す

が正解だと思います

痛みをとることも

もちろん大事ですが、

一番大事なのは

元の状態に戻す

ことですよね

そうすることで

後遺症なく

痛みなく

元の生活ができるようになります

痛みを取り除くだけなら

別に手術しなくても

骨と骨がくっつく可能性はあります

もちろん

変形したままくっつくと

痛みは取れても

曲げ伸ばししづらかったり

明らかに変形していたりと

後遺症が残ります

これでは嫌ですよね

元に戻るためならと

手術は怖いかもしれないけれども

手術が一番の選択肢になるときは

手術療法をみなさん選択されます

何が言いたいかというと

必ずしも

患者様の訴えと

治療方法は

完全に一致しないということです

 

患者様の個々の訴えというより

しっかりとした

王道の治療提案があり

手術して整復することで

元の状態も戻ることで

痛みもなくなっていくわけです

受傷→診断→治療

の流れが比較的シンプルです

 

ではここで

変形性膝関節症の

治療

について考えていきましょう

一番多い

お悩みは

痛い

ですが

どう向き合って

どう解決していけばいいでしょうか

もちろん

この

慢性的でスッキリしない

この痛み

数日放置していても

特に

よくなるわけでも

特に

悪化するわけでもない

なんとなく

調子のいい日もあれば

辛い日もある

もちろん人によって

痛みの強弱や程度は

さまざまですが

骨折の治療のようには

いきません

骨と違って

半月板や

軟骨には

再生能力はないから

根治を目指した手術は

 

基本的にはありません

変形性膝関節症といえば

骨切りや人工関節がありますが、

軟骨や半月板を元に戻す

手術ではありません

 

ではどうするか

ここではもちろん

再生医療の魅力を

伝えたいですが

再生医療も

変形の程度によりますが

膝の変形を

完全にもとに戻すものではありません

やれば必ず根治する

というものではありません

ただし

再生医療以外では

半月板や軟骨を

再生する可能性はほぼありません

ここで言いたいことは

膝の痛みの性状は

人により様々です

年齢や生活環境にもよりますし

趣味、仕事や目標によっても

状況は変わります

骨折のように

すぐに手術しないと

必ず後遺症が残る

といった差し迫った

状況にないので

これまた悩んでしまいます

前回も言いましたが、

変形性膝関節症で症状のある方は

国内だけでも

800万人いると言われております

とても多くのかたが

この疾患に悩んでおります

 

ひざ に 特化 し

 

 

そのうえで診断、治療に

時間をかけることで

病気だけでなく

患者様の

さまざまな

個々の痛みや悩みに

対して

解決策(治療方法)を

提案できることが当院の

強みであると思っております。

もちろん

再生医療だけでなく

最適な治療

を提案することを心がけております

 

今回も長くなってしまって

具体的な

治療内容には

あまり触れることができませんでした

またいつか具体的な治療に関して

述べたいと思います

 

受診の際はスタッフ一同お待ちしております

院長 長谷川

整形外科・再生医療
東京ひざ関節症クリニック 新宿院
新宿駅から徒歩五分
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