半月板の異常 聞いた事ありますか?円盤状半月
半月板損傷
半月板の異常 聞いた事ありますか?円盤状半月
こんにちは!
宮田遼一です!
本日は半月板の異常である”円盤状半月”についてお話ししていきます。
自分自身もMRI(核磁気共鳴画像法)と言われる画像診断の元円盤状半月では?と言われたことがあります。
この組織は半月板のになりますが正常の半月板とは違う異常な半月板です。
少し詳しく書いていこうと思います。
まずは半月板について
半月板は大腿骨と脛骨の間に存在するクッションになります。
半月板の主な機能は荷重伝達、衝撃吸収、関節の安定、固有感覚の促進、関節軟骨の栄養と潤滑
半月板は膝の外側と内側に1つずつあり、線維軟骨というコラーゲンからなる三日月の形をした組織です。
半月板に異常の原因としては、膝への外力や靱帯損傷、加齢に伴う変性、先天的な形態異常があります。
膝の痛みや引っかかり感
膝が外れるような感覚
腫れ
膝可動域制限
関節内で骨の表面を覆っている軟骨がしだいに損傷を受け
変形性膝関節症の原因となってしまいます。
この先天的な形態異常に円盤状半月があるのです。
円盤状半月板は半月板の通常の形態である三日月型ではなく、丸く厚みのある板状をしていて発生頻度は欧米人よりも日本人を含むアジア系人種で高いとも言われています。
ほとんどが外側半月板に生じ、内側に生じるのは非常に稀とされています。
円板状半月板は激しい外力や長期間のストレスがかかっていない場合でも、損傷することがあります。
その理由としては線維配列や血行などの構造正常半月板と異なることや、通常の半月板より厚く大きいためストレスがかかりやすいことが要因として考えられています。
膝外側円板状半月板の症状は、
膝痛や膝が外れるような感覚
引っかかり感
腫れ
膝可動域制限
ロッキングなどであるが
しかしながら無症状の膝外側円板状半月板もあるのです。
診断にはMRI(核磁気共鳴画像法)と言われる画像診断有用とされています。
レントゲンでは半月板は写らないので分かりません。
無症候性の円盤状半月板は治療を必要としませんが症状がある場合は手術による治療を必要があるかもしれません。
手術では、正常にできるだけ近い解剖学的構造での半月板を維持
負荷の吸収と分散の機能を維持
上記2点を目的とした関節鏡下で半月板形成的部分切除を施行、あるいはこれに半月板縫合を併用する場合があります。
少し詳しくお話ししていきましたが如何でしたでしょうか?
今回の内容をまとめると
膝痛や膝が外れるような感覚
引っかかり感
腫れ
膝可動域制限
ロッキングなど
そして膝関節の外側に違和感がある場合は円盤状半月の可能性もあります。
一度詳しく診断をしていきましょう!
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