膝痛と腰痛の関係
膝痛と腰痛の関係
皆様こんにちは。
宮田です。
師走にも入り日々の寒さがどんどん強くなってきています。
今年はコロナという世界的にも大変な感染症対策もあり体調管理が難しいと思いますが、
皆様日々体調に気を付けていきましょう。
本日はタイトルの通り膝痛と腰痛の関係についてお話をしていきたいと思います。
膝と腰は共に「骨盤」から始まる筋肉が多くあります。
筋肉は起始(筋肉が始まる所:スタート地点)と
停止(筋肉が終わる所:ゴール地点)と呼ばれるものがあります。
筋肉は性質上、イメージ的にゴムと共通する所がありまして、
ゴム自体が冷えたりすると非常に伸びにくく、戻る時にすごく強い力で戻ります。(新しい輪ゴムのイメ―ジ)
筋肉の場合は、先ほど述べた起始と停止の距離を近づけようとする力が加わります。(スタートとゴールの距離が近くなる)
例えば前ももには大腿四頭筋(だいたいしとうきん)と呼ばれる大きい筋肉があります。
その中には大腿直筋(だいたいちょっきん)と呼ばれる骨盤から始まる筋肉があります。
大腿直筋は骨盤から始まり(起始)、すねの上側に少しボコっと出ている部分(停止)とまで付いています。
この筋肉が硬くなると、スタートとゴールの距離を近づける力が働き、反り腰になりやすい「骨盤前傾」が起こります。
元々人間は重力の下で生活しているため、前ももや腰は重力に抵抗するために常に力が働いていますが、
骨盤前傾により更に前ももや腰に強いストレスが加わる事になります。
*その他骨盤前傾には「腸腰筋」と呼ばれるインナーマッスルの筋肉の緊張も関係しますが、今回は省きます。
そのことによって腰には「椎間板」(ついかんばん)と呼ばれる組織や腰周りの筋肉に強い力が、膝にも同様に「半月板」や周囲の筋肉に過剰なストレスが加わる事で腰痛や膝痛が起きやすくなってしまいます。
これは一例であって、他にももも裏には「ハムストリングス」と筋肉がありますが、
そこが硬くなると、今度は背中が丸くなる「骨盤後傾」と呼ばれる現象が起こります。
これも過剰な力が加わる原因になり、同じく腰痛や膝痛が起こりやすくなります。
原因はそれぞれ別でも結果としては膝痛や腰痛を引き起こす原因になりやすいため、
もも周りの筋肉を常にいい状態(柔らかい状態)にしておくというのは重要になりますので、
是非皆さん意識しながら生活していきましょう!