膝についてしりましょう(レントゲンとMRIの違い)
膝についてしりましょう(レントゲンとMRIの違い)
皆さんこんにちは。
宮田です。
今日はタイトルの通り、「膝」についていくつかお話ししたいなと思います。
膝が痛くて診察に行くと、あなたの膝は〇〇の靭帯が傷んでます。や、〇〇の骨や軟骨が傷んでますといった具合に診断を
受ける事が多いのかなと思います。そもそもその〇〇って何なの?と分からない方も沢山しらっしゃるのではないでしょうか?
本日はその事について簡単ではございますが、お話ししていきたいなと思います。
まず膝関節というものは3つの骨で構成されています。
「大腿骨」=ももの骨
「脛骨」=すねの骨
「膝蓋骨」=俗にいうお皿
そもそも膝が痛くなって病院に行って、大体の方たちはまずは一度「レントゲンを撮りましょう」と言われると思います。
主にレントゲンは「骨」に異常がないかを判定しています。その他、大腿骨と脛骨の隙間が(レントゲンでは黒く写っている隙間)
どれ位あるかによって、骨を守っている「軟骨」がどの程度残っているのかを確認しています。
ただレントゲンでの軟骨の確認は予想での範囲であるため、実際に異常があるかないかを判定するのはMRIで行う事になります。
その他に大腿骨と脛骨の間(正しくは脛骨プラトーの上部)には、「半月板」と呼ばれる軟部組織があります。
半月板は骨にかかる衝撃を吸収し・分散するほか、膝を正しく動かす、車でいう「ナビゲーション」も行っています。
(膝の正しい動かし方にご興味をお持ちの方は「スクリューホームムーブメント」で是非検索してみてください)
この半月板を傷めてしまった場合は、膝の正しい動かし方ができなくなり、システムエラーを起こしてしまった結果、
膝の痛みに繋がっていく事になります。
よく日々の診療の中で「レントゲン」と「MRI」について質問を受けることが多々ございます。
本日は膝のレントゲンとMRIがどう違うかを簡単ではございますが、説明させて頂きました。
膝の痛みを抱えている方は是非一度お越し頂いて、中の状態を確認していただけたらと思います。